おすすめの資格

おすすめの資格

IoTエンジニアを目指している人におすすめの資格を3つご紹介します。資格の概要や特徴を理解して、実際にどのような業務に活かせるのか確認してください。

IoTシステム技術検定試験

IoTシステム技術検定試験

IoTシステム技術検定試験は、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC)が主催している民間資格で、IoTエンジニアの技術向上を目的とした資格です。IoTシステムの構築に必要な知識などの習熟度を見られます。基礎、中級、上級の3段階にわかれており、合格した試験によって、IoTアドバイザ(基礎)、IoTエキスパート(中級)、IoTプロフェッショナル(上級)に認定されます。なお、上級検定には次の受験資格が必要になりますので、注意してください。IoTシステム技術検定(中級)に合格していること。または、情報処理学会による「CITP(認定情報技術者)」をもっていること。または、早稲田大学が代表校として実施しているスマートエスイーを修了していること。
試験対策は、公式テキストやMCPC認定校の対策講座がおすすめです。ただし、中級以上はシステム構築の実践的なスキルが必要になりますので、実務経験を積みながら学習していくことが重要です。

IoT検定

IoT検定は、有識者や複数の団体で作られたIoT検定制度委員会が行う民間資格です。企画、開発、マーケティングにおいてIoTの網羅的な知識が要求される試験であり、開発側とユーザー側の両方の知識が必要です。試験後すぐに結果がわかりますので、転職や案件獲得などに急いでスキルを証明しなければならない際も役に立ちます。現在行われている検定は、「IoT検定ユーザー試験 パワー・ユーザーIoT-PU(一般ユーザー向け)」と「IoT検定レベル1試験 プロフェッショナル・コーディネータIoT-PC(プロフェッショナル向け)」の2つです。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が認定する、IoTなどの組み込み系エンジニア向けの高難度の国家資格です。この資格は、組み込み系の専門知識だけでなく、開発環境の整備やチーム管理といったマネジメント能力も試されます。IoTシステムは、今後もさらに領域を広げていき、より高度なシステム開発が求められていくでしょう。専門知識に特化するだけでなく、マネジメント能力をもち合わせている人材への需要はより高まっていきます。

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  • 必要な開発言語

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    IoTエンジニアがおさえておくべき開発言語は、当然ながらIoTに適したプログラミング言語となります。IoTに適した開発言語として代表的なものがPython、Java、C言語、R言語です。Pythonは汎用性が高く比較的わかりやすい言語で、AIや機械学習とも相性がよい言語です。IoTエンジニアとしてもPythonが使えると重宝されます。JavaはAndroidアプリ開発などさまざまな分野で使われ常に人気上位の言語です。

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    IoT開発のフロー

    IoTシステム開発も要件定義から始まります。要件定義の段階でIoTシステムに盛り込まれる機能や性能、予算などのリソース、開発期間などが決められます。発注者と開発者の認識合わせでもあり、要件定義はとても重要です。要件定義が固まれば次は設計です。システムの大枠を決める外部設計からより具体的に落とし込む内部設計へと進みます。設計をもとにプログラミングをしてシステム構築をし、単体・結合・総合・運用の各テストを経てリリースです。

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    IoT技術によってモノがインターネットにつながることで、さまざまなことが実現できるようになります。たとえば、遠く離れたところから家電を操作できるようになります。外出先からスマートフォンで自宅のエアコンを操作できたら便利ですよね。いわゆるスマート家電です。また、モノ同士がセンサーにつながってさまざまなデータを取得する技術を利用した代表例が自動車の自動運転です。車につけたセンサーがさまざまなデータと連携することで運転を制御します。